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お悩み別漢方

季節の不調漢方薬について

【夏を乗り切る漢方薬】

ジメジメと蒸し暑い夏。
じとーっとした汗をかくことも多くなります。

たくさん汗をかくと「陰液(津液)」を失い、身体が疲弊してしまいます。
この状態を【陰虚】といいます。
いわゆる、夏バテの原因にもなります。

(ちなみにカゼで高熱がでて発汗した後も、この【陰虚】の状態になりやすいです。また、ホットヨガもこの状態になりやすいので要注意。)

熱中症・夏バテのことは
こちらも参考にしてください↓

【熱中症と漢方】

そんなバテてしまう夏にオススメなのが
「生脈散(しょうみゃくさん)」

  • 消耗した状態だから、補うことが大切。

夏バテ予防や、すでに夏バテ気味…という方にも良い処方です。

●補気健脾(消化器を整えて気を補う)
●潤燥生津(津液をつくり、乾きを潤す)
●収斂(キュッとひきしめる)
こんな作用があります🙆‍♀️

ちなみに下記の三味の生薬で構成されています。

🌿人参 : 補気作用。脾胃(消化器)を補います

🌿麦門冬 : 補陰作用。渇いた体に潤いを与えてほてりを鎮めます。

🌿五味子 : 収れん作用。キュッと引き締める効果で、皮膚から気と汗(津液)が漏れ出るのを防ぎます。気持ちを鎮める効果も。

たったの三味の生薬で構成されているのに
夏の頼れる救世主です✨

飲んでみると、そういえばダルさを感じにくい…!といった感じで、わりと効果が分かりやすいと思います。

そして、もう一つオススメしたいのが
「瓊玉膏(けいぎょくこう)」

この瓊玉膏も、やはり「補陰薬」。
古くから愛されているお薬です。

元々中国では皇帝の長寿のための高貴な薬として使われていました。
(不老不死とまで言われていたようですが、さすがにそこまでは難しい…😅)

日本では徳川家康をはじめ、代々徳川家が愛飲していたとの記録もあります。

ちなみに夏バテだけではなく、乾燥する秋~冬に向けた養生としても、とってもオススメです。
日頃からコツコツ飲んでいると内側から潤ってきます。

お肌や髪の潤いも変わってきますよ!

 

 

 

 

 

 

症状にあった漢方薬で、心身ともに軽やかに夏を乗り切りましょう!

気になる方は、お気軽にご相談ください。