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お悩み別漢方

季節の不調

【夏の冷え。秋の不調の原因に。】

7月も終わりに近づいてきました。
全国的にかなりの猛暑日が続いています。今年は35度を超える日も多くなっているようです。
8月には40度を超える日も出てくるようです。雨も少なく、なんだか恐ろしいくらいの気候。
外出時は、今まで以上にしっかりとした熱中症対策をする必要があります。

その熱中症対策の一環として、室内は冷房で室温調整を行うことが推奨されています。
この暑さですから、これは確かに必要不可欠なことです。

その一方で、この冷房による冷えを感じている方が多いことも事実。
冷房を負担に感じながらも、半袖・素足ですごしてしまう。
ついつい冷たいものも食べてしまう。
これは夏~秋にかけての体調不良につながります。

●体が一日中だるい
●手足が冷える
●気持ちが落ち込みやすい
●お腹の不調
●鼻やのど、気管支の不調
●頭痛          などなど

夏~秋には、上記のような症状で悩まれる方が多いです。
8月下旬~9月上旬の時期のことを、中医学では春夏秋冬以外の季節として、「長夏」と呼びます。
「長夏」は、体力を最も消耗しやすい時期で、「脾胃」「心」に負担がかかりやすく、また秋に入る頃は空気の乾燥から「肺」を傷めやすいため体調を崩しやすくなります。

これだけ暑い夏ですから、室内外の気温差も激しくなりがちです。
今年は体調を崩す方が一段と多いのではないかと予測しております。
日々の生活での養生が、カギとなります。

●湯舟に毎日浸かる
●ストレッチ・筋トレなどの適度な運動をする
●冷房のなかでは上に羽織るものや、靴下・スリッパで冷え対策をする
●アイス・冷たいジュースやコーヒーなどを摂りすぎないこと
●室内では常温の飲み物や白湯、からだを温める食材を摂ること

外での熱中症対策だけでなく、室内での冷え対策も同じくらい重要であることを意識して過ごしましょう。
夏・秋の不調を予防するためには、とても大切な心掛けです。

それでも自分の力だけでは予防がむずかしく、体調がなんとなくおかしいかも...というときはぜひご相談ください。
症状にあったお薬を調合いたします。