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【糖尿病とダイエットと漢方①~体に入った糖はどうなる?~】

《血糖値とは?》
血糖値とは、血液中のブドウ糖(グルコース)の濃度のこと。

「ブドウ糖」は、私たちの体の中でエネルギー源として使われているものです。
主に米やパンなどの炭水化物がブドウ糖の原料となります。

血糖値が上がると、からだでは何が起きてるの?

私たちが食事をすると、まず炭水化物が口内の唾液で消化・分解され、そして食道を通って胃に運ばれます。最終的には小腸でブドウ糖に分解され、吸収されます。
吸収され血中に入ったブドウ糖は、膵臓から放出される「インスリン」というホルモンによって、まずは肝臓に運ばれ、グリコーゲンという形で貯蔵されます。

肝臓に入りきらなかったブドウ糖は、予備のエネルギー源として筋肉や脂肪細胞に蓄えられます。
インスリンの働きにより、筋肉にはグリコーゲンとして蓄えられ、脂肪細胞には中性脂肪という形で蓄えられます。
これで、食後に上がった血糖値が下がるというシステムです。

ちなみに筋肉は、ブドウ糖の最大の貯蔵庫で、全体の70%以上を占めています。
筋肉を増やせば、それだけ貯蔵庫が大きくなるということ。
脂肪細胞への貯蔵量が抑えられることにもつながります。

☆ちなみに、今回は炭水化物を食べたときについてご説明しましたが、
・果物
・お菓子や菓子パン
・ジュース
などは、糖質以外の成分(食物繊維など)が少なかったり、ブドウ糖そのものが含まれているため、吸収が早く血糖値を上げやすい原因となります。
炭水化物以上に気を付けて摂る必要があるといえます。

空腹時(血糖値が低いとき)は、どうなる?

睡眠時や空腹時も、インスリンは一定量放出され続けていて、常に血糖を一定に保つようにはたらいています。

空腹になると、血中のブドウ糖が少なくなります。
また脳はブドウ糖が重要なエネルギー源なので、頭をたくさん使ったときも空腹時と同様に血中のブドウ糖が低下します。

血中のブドウ糖が減少すると、膵臓から放出される「グルカゴン」というホルモンが働くことで、まずは肝臓から血中にブドウ糖が放出され、全身へと送られます。
これにより、血糖値が上昇するという仕組みです。
(※ちなみに、筋肉に蓄えられたグリコーゲンも同じくエネルギー源として使われますが、筋肉を動かすためにのみ使われるため、血中には放出されません。)

そして、脂肪細胞に貯蔵された中性脂肪として蓄えられた糖も、もちろんエネルギー源として使われるのですが、脂肪細胞に蓄えられた分を使うのは、最後の最後です。

つまり、全身のエネルギー源として、血中のブドウ糖を使い切ったら、次に肝臓に貯蔵されているグリコーゲンを使い、それを使い切って初めて脂肪細胞に蓄えられた中性脂肪をエネルギー源として使うことになります。

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ここまで、食事をしたら糖が体のなかでどのように動いていくのかをお話ししました。
脂肪細胞に中性脂肪として過剰に蓄積されるのは避けたいということがよく分かったのではないでしょうか。
ダイエットの視点でみると、エネルギー源として使われるのが最後の最後なんて… なんだかショックですよね。
でもこのことを理解してるのとしていないのでは、ダイエットへの向き合い方や対策が全然変わってくるのではないでしょうか。

正しい知識を身につけて、健康的にダイエットをしていきましょう。

次のコラムは、糖尿病的観点からのお話です。
また、糖を上手にコントロールするための対策もお話していこうと思います。