生理痛のタイプ ③「血」のめぐりが悪い生理痛
生理痛は4つのタイプのうち、
今回は…
1. 冷えによる生理痛
2. ストレスによる生理痛
3.「血」のめぐりが悪い生理痛
4.「気」「血」の不足による生理痛
『血のめぐりが悪い生理痛』についての養生法です。
特徴は、
・刺すような、あるいは絞られるような痛み
・痛みの場所がはっきり分かる
・経血のかたまりが出ると楽になる
・生理2日前~生理開始2日目に痛みを強く感じる。
などなど。
頭痛、肩こりが普段から強い方、舌や唇の色が黒・紫っぽい方などに見られやすいです。「血」のめぐりが滞っている状態を、漢方ではの考えでは『瘀血』といいます。「血」が滞っていると、経血がスムーズに排出されなくなり、痛みがおきます。先にも書きましたが、この痛みが特徴的で、刺すような痛み・絞られるような痛みを感じます。
予防するには…生活面では、☆薬味(にんにく、ねぎ、にら、生姜など)を意識して摂る。☆赤身魚や青魚を摂る。☆身体を動かす。(エレベーターばかり使うのではなく、階段をつかう。なるべく歩く。など)☆足首・腰を冷やさない。
などが挙げられます。
普段から身体を冷やさない(=寒邪を身体に入れない
)ことを心がけましょう。また、このタイプは、生理中も軽く身体を動かすことを心がけましょう!腰を回したり、太ももの付け根から回すような軽い運動がオススメ。軽い運動で、『血』のめぐりを良くしましょう
タイプに合わせて養生して、少しでも症状を軽くしましょう。
漢方の考え方で言えば、
☆『血』をめぐらせる☆『血』を補う☆『気』をめぐらせる『瘀血』を流してあげることが大切。『冷え』や『ストレス』からも、『血』のめぐりは悪くなります。また、『血』が不足している場合は、めぐらせるだけではなく、補ってあげることも必要になります。『血』が滞っていると、『気』も滞ります。(『気滞』といいます。)
月経前症候群(PMS)の症状は、これが原因であることが多いです。このように、「血のめぐりが悪い生理痛」でも、さらにタイプが分かれます。一人一人の証を聴き、その方に合ったお薬を処方いたします。
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