【からだの表面の「気」が、身体を守る!】
中医学では、身体の中には
「気」がめぐっていると考えます。
「気功」、「元気がいい」、「気力」などの
「気」ですね
この「気」は部位の違いで分類されます。
その内のひとつに「衛気(えき)」があります。
「衛気」はからだの表面をめぐっています。
正確に言えば、睡眠中はからだの中に入るのですが、日中はからだの表面で私たちのからだを「外邪」から守ってくれています。
「外邪」とは、気候が変化して過剰になり
人に悪い影響をおよぼすもので、
風邪(ふうじゃ)・寒邪・暑邪・
湿邪・燥邪・熱邪
の6種です。これを「六淫」といいます。
バリアという意味では
免疫システムのひとつとも言えます。
「衛気」が不足すると、
この外邪の侵襲をうけやすくなります。
花粉症の症状や
お肌の症状がでやすくなったり
カゼをひきやすくなったりします。
特に、季節の変わり目に
こういった症状が出やすい方は
「衛気」不足かもしれません。
「衛気」はどうなると不足してしまうのか。
睡眠不足、疲れ、ストレス、
不規則な生活、身体の冷え などなど。
「気」を消耗させないように
からだを休める時間を作り
夜もなるべく早く寝て、早起きを心がける。
これだけでかなり「気」を補充することができます。
適度な運動も「気」をめぐらせて
活発にしてくれるのでオススメです。
また「衛気」は汗孔の調整をする働きもあります。
疲れると汗が出やすい方は
「気」が不足している可能性が高いです。
生活を見直してみると
知らず知らずのうちに頑張りすぎて
「気」を消耗しているかもしれません。
睡眠も大切。
だけど、睡眠だけでなく
【なーーーんにもしない時間】を
作ってみるのもオススメです。
テレビもみない
スマホもみない
本も読まない
音楽も聴かない
目を閉じて
座ってでもいいけど
出来たら横になって
そのまま少し寝てしまってもいい
なるべくなにも考えない
考えそうになったら
「かんがえない、かんがえない」
と呟いてみる
あーーーこんな時間
最近なかったなぁぁ
って、実感するかもしれません。
(音楽は聴いてもいいかなとも思います😊❤)
やらなきゃいけない事が山積みで
そんなことやってたら
気持ちが焦ってしまいそう!
という人ほど
3~5分だけでいいから
そんな時間を作ってみてください
「気」が補われて、からだを守る力がつきます。
小さいことかもしれませんが
大袈裟ではなく
その後の体調不良や病気を予防できる
大切な手段のひとつです。
現代人はつねに忙しく
やること、やりたいことがたくさんあるかと思います。
自分で意識して、身体を休めて
「気持ち」をのびやかにして
「気力」をあげて
「元気」になりましょう
「衛気」を補う漢方薬もあります。
心配だなぁという方、
お気軽にご相談ください。